連休のある日 奈良を訪ねました。岡崎から奈良までは東名阪道を使い 2時間ほどかかります。今回は唐招提寺、薬師寺を見て回りました。唐招提寺は初めてですが薬師寺は小学校の修学旅行以来で45年ぶりとなります。近頃の「何年ぶり」は驚くべき数字で、自分の経てきた年月の長さを実感させられます。 唐招提寺は子供のころから、そのなだらかで落ち着きのある大屋根に癒されるような印象を受けてきましたが、今回その実物を見ることができ満足しています。この寺ではその他の建造物もすべて、控え目な落ち着きを感じます。見る者に威圧感や存在感を誇示しない稀な有名寺院だと思います。
薬師寺は45年ぶりです。当時は東塔と江戸時代に建てられた仮の金堂があったと記録には残っています。当時の記憶に残っているのは、おそらく仮の金堂の裏で、片足が不自由な名物和尚さんの話を聞いた事ぐらいでしょうか。その内容も、日本で一番いい名前の人は「坂本九ちゃん」だというお話だけ。9の数字は縁起のいい数字ということなんだそうです。写真は再建された金堂で、西塔、大講堂、食堂なども再建されました。有名な国宝 薬師如来、日光、月光菩薩のお寺として堂々としたものになっています。 人気スポットの奈良公園界隈から少し離れたこのエリアは連休中の混雑もなく、わりと静かな雰囲気でした。