馬印軍手

umajirusi-mark近藤衛司では、創業50年の技術と経験を活かし、新たな挑戦にも取り組みながら軍手・手袋・特紡繊維製品を製造しています。

その中でも、当社オリジナルブランド『馬印軍手』は、耐久性・安全などあらゆる面で優れたスーパー軍手です。
平成4年、軍手で初めてのエコマーク認定を受けた環境にもやさしい製品です。
グリーン購入法 特定調達品目に指定されております。

馬印軍手の特長

1 作業手袋に最適な天然素材

原材料はキュプラ100パーセントを使用しています。キュプラは綿の再生繊維であり、天然素材。その物性は綿とほぼ同じですから、石油を原料とする合成繊維のように熱に溶けることはありません。作業手袋には最適な素材です。(耐熱温度:260度)

2 安全性、吸汗性、制電制、保温性に優れたスーパー軍手

シノ軍手特有のソフトな風合いに加え、しっかりした厚みのある馬印軍手は、安全性、吸汗性、制電制、保温性に優れたスーパー軍手です。輸入商品に飽き足らないあなたもきっと満足されるでしょう。目方は約700グラム(1ダース)。

3 日本で最初にエコマーク商品認定された軍手

馬印軍手は、「リサイクルされた繊維原料を100パーセント使用、シノ軍手方式の省エネルギーな製造工程、生分解素材を利用した廃棄に関する低コスト、丈夫な作りとオーバーロックによる長寿命の実現」これらの理由から日本で最初にエコマーク商品の認定を受けました。(現在の認定番号03103050)馬印軍手の原材料であるキュプラは綿の再生繊維ですから洗濯すると綿と同様に数パーセント縮むことがあります。低温で洗い、自然乾燥をお勧めします。また万一縮んだ場合には、上下左右にひっぱっていただくとかなり復元します。

馬印軍手の製造工程

※画像をクリックすると製造工程の説明が表示されます。

馬印軍手は現在、綿(コットン)を原材料にした再生繊維、キュプラの不織布くずや糸くずを原料にしています キュプラはコットン生まれです。熱に強く、熱で溶けることはありません。(耐熱温度260度)保湿性が非常に高く、静電気を起こしにくい繊維です。(自重の13倍の水分を吸収)生分解繊維ですから埋めても焼却の際にも有害物質の発生はほとんどありません。摩擦による皮膚の荒れやダメージを最も起こしにくい繊維です。軍手の原材料としては最高の素材です。
①原材料
原料はそれぞれ裁断、そして反毛(フィジカルリサイクル)され、紡績しやすい原料となります反毛とは裁断屑やくず糸などを針で引っかくことにより、綿の状態に戻すことをいいます。ただし、ここでいう裁断屑やくず糸と呼ばれる繊維屑は、使用済みの物ではなく、繊維製品の製造工程で出るくずであり、ものとしてはバージンものです 現在ではペットボトルやポリエステル繊維製品のケミカルリサイクルが話題になりますが、それに対して反毛はフィジカルリサイクルと言えるでしょう。
②原料を裁断、反毛
綿から糸にする機械(カード)の様子です。繊維の方向を揃え、綿(わた)からシノ糸へとしてゆきます 軍手の製造においては、いいシノ糸をつくることがもっとも重要で難しい作業です。 
③紡績のカーデイング(流綿)工程1

カード機のコンデンサー部分です。綿は細く切り揃えられ、最後にラバー(革)で揉まれることで糸状のシノ糸になります 編みたてに耐える丈夫なシノ作りがシノ軍手の命です
④カーデイング工程2

馬印軍手の最大の特徴はシノに撚りをかけずにそのまま編むことです。なにより通常、絶対必要なリング精紡とワインデイングの工程が必要ありませんからコスト競争力は絶対的です。また撚りのないシノ糸は風合いが抜群に良く、また汗なども大変良く吸収します。そして製造にかかるエネルギーの消費も少ないエコロジー商品です
⑤軍手の編みたて
⑧オーバロックミシン
⑥オーバロックミシン
仕上げ機 手形の鉄板に一枚づつ軍手を通し、検品および型を整えます。この後10ダースづつひもでしばり梱包します。
⑦軍手仕上げ
写真はエコマーク仕様の説明ラベルを使用しています
馬印軍手完成

そのほかの手袋見本

当社では馬印軍手以外にも、品質確かな手袋を製造しています。
tebukuromihon
*定番品は約700グラム/ダース
*手首の処理はオーバーロックと熱融着があります
*手首の色は見本色の他にもあります
*女性用Sサイズもあります(手首ピンクロック)

※写真左側がオーバーロック、右側が熱融着
シールは馬印の他、日本一、シームレス、他

吸着マット、ウエス

吸着マット、ウエス弊社では、長年培ってきた技術と経験を活かし、吸着マットやウエスについても製造しております。
軍手に負けず劣らずの優れモノです。

激突注意!のウエス
弊社のウエスで窓ガラスを拭く場合には、”拭きすぎ”にご注意ください。
ガラスがピカピカに磨きあがりますので、知らない人が”何も無い”と思って激突する危険があります。

◎キュプラを主原料としており、綿を大幅に上回るその吸収性で驚くべき性能を発揮します。
◎大変丈夫なので、洗濯して何度も繰り返し使うことができます。

新しい繊維リサイクルに挑戦しています

使用済み軍手のフィジカルリサイクルによる再原料化

フィジカルリサイクル(反毛)による再原料化により生まれた製品現在当社では使用済み軍手の回収そしてフィジカルリサイクル(反毛)による再原料化をしています。
この原料は製品の一部に使用され、新たな軍手、ウエス、吸着マットとなりお客様にご利用いただいております。

従来行われてきた繊維リサイクルは、主に大手繊維製造業から出る繊維屑のリサイクルですが、この繊維屑は使い古しでは無くあくまでバージン繊維です。
新しい取り組みは、使い古しの繊維製品リサイクルという特徴があります。
なお再生商品に利用できる再生原料は商品により異なりますが10パーセントから30パーセントまでです。
写真は再生された軍手とウエスです。原則として使用済み軍手の排出企業がリサイクル商品を利用します。